2011年04月06日

仙台を出発したフォーデイズ支援物資運搬トラックは被災地で復興活動をされて
いらっしゃる会員様と合流し、石巻市へ向かいました。

途中の宮城野区の海に近い湾岸エリアは本来ならば買い物をされる方々などでで賑わう街・・・

壁には高々と津波の高さ(3m弱)を示す痕跡が残り、
大型商業施設の駐車場は津波で流され、原形を留めていない車が数十台積み重ねられ、
未だに家屋や塀などに乗用車や大型トラックが枯葉のように立てかかっている状態。
今にも川に落ちそうな半壊した家、その川原には津波で粉々に破壊された家屋や家具・・・
その瓦礫の上を危なげに様々な探しものをしながら歩く人々。

連日のニュース映像で見ていた光景を目の当たりにし、思わず息を呑みました。

小学校の校舎には『自然を友達に』とスローガンが掲げられていて、自然を大事にという願いが何故・・・と、複雑な想いに駆られました。

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石巻市内に入ると、目を覆いたくなるような更なる惨状が。。。

岸壁に打ち上げられた大型船、津波で横転した直径50mは有ろうコンビナートタンク、電気、ガス、水などのライフラインの断絶、
基礎しか残っていない住宅街、津波で打ち上げれ腐敗の進む大小の魚、骨組みしか残っていないスーパー、幾重にも折り重なる車・・・
壊滅状態の町に漂う鼻を突く強烈な異臭。

巨大津波の威力はその想像をはるかに超えるものでした。

かろうじて全壊を免れた被災地にお住まいだった会員様のお宅に伺うと、
ガラスを突き破って襲ってきた津波の一階天井ギリギリまでの潮位跡が残っており、
居間、洗面所、仏壇までもの様々なものが汚水で覆い尽くされていて足の踏み場も無い状況でした。

そんな中からもグループの皆様と撮った写真や開封前のドリンクを見つけると大事に避難所へお持ち帰りになりました。

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今回皆様からお預かりした物資を最初にお届けした場所は、市内でも一番多くの方々が今でも非難している小学校。
学校内では、小さな小さな木の椅子をテーブル代わりに、校庭で自衛隊が炊き出した配給食を家族寄り添って食べていたり、
米軍が設置した簡易シャワーの順番を待つ方々が列を成していました。

そんな中、その体育館の狭い隅っこにこれまで安否の確認は人伝にできていながらも、未だ会うことのできなかった会員様同士が
この体育館で再会を果たし、そして、お互いの無事を喜びながらも「まだ注文したドリンクが届かなくってさッ!」と笑顔で言われ
拍子抜けしたというか、元気を貰ったというか・・・

“Face to Face”フォーデイズのネットワーク力に改めて驚かされた場面でした。

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より多くの方へと避難所以外の被災された方々へも呼びかけたところ、老若男女400名以上の方々であっというまに長蛇の列。

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衣服、下着、食料、トイレットペーパー、生理用品、ウエットティッシュ、ガスコンロ/ボンベ・・・

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そして核酸ドリンクが被災された皆さんの笑顔と引換えにそれぞれの手に渡ってゆきました。



メッセージが添えられたドリンクに配給を手助けしてくれた避難所の会員様はとても感動され、
子供達は無邪気に「今度はいつ来てくれるの?明日も来るの??」と。。。

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まだ半分ほど残っている皆様からの想いが詰まった大切な物資、明朝また別の避難所へ責任をもってお届けさせていただきます。

被災地の皆さんは現状に屈することなく元気です!
生かされている私達も元気に頑張りましょう!!

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