2011年04月07日

今日の石巻は雲一つ無い快晴で、爽やかな春の青空が広がり気温も暖かくなりました。

トラックは10時に避難所へ到着。

日々避難所をあとにする方々がありながらも、今日現在で約600名の方々が避難生活を続けられていらっしゃるとのことでした。

昨日、特命の別便で仙台に届いた化粧品(BBキット、ソープ、ハンドクリームなど)の配布準備をしているとスキンケア物資を待ちわびた老若男女が再び長蛇の列。IMG_2271

避難所生活ではこれまでに自衛隊などから、水や飲食物、毛布、衣料などの生活基本物資の配給は受けていたものの、化粧品の配給というのはもちろんフォーデイズが初めて。IMG_2264

避難所では、感染症予防などの対策として消毒液などがいたるところに置かれていて、その消毒液で手を洗った後カサカサと黒ずんでいた肌のスキンケアは女性ならずとも必要な状態となっており、本当に喜ばれ、数百あったスキンケア物資は被災された会員様の手から被災地の皆様へ配布され即、品切れとなってしまいました。

昼時、本日の“自衛隊食堂”のランチメニューはカニ肉入り中華丼。
その配給が落ち着いた頃、昨日お配りできなかったトラック荷台半分ほどの皆様からの物資を別の避難所数箇所で配給しようとしたところ、いずれの避難所も「物資は十分確保できているし、市役所に届け出て配給していい日時の指定を受けてからでないと配給は認めない」とのことでした・・・各避難所によって炊き出しの内容や物資の過不足状況は異なっており、それを行政で管理し始めたことによって本当に必要な物資が必要としている被災者の手に渡らないシステムができあがろうとしていました。
事実、避難所内での支援物資は物によって供給過多の状況にある一方、避難所で生活をされていないまたは、身体が不自由などの理由でできない“外部”と呼ばれている被災者の方々には未だ生活基本物資が行き届いていないという現状をみて、現存する小学校に設置されている避難所での配給は諦め、ゲリラ的ではありましたが、被災地内にある廃墟となったコンビニの駐車場で配給をしている自衛隊食堂の閉店時間を見計らって許可無く物資の配給をすることにしてみました。

IMG_2296すると“外部”の多くの方々が来てくださり「ありがとね!」「本当に助かるわ」とトラックの物資は見る見る被災者の手に渡ってゆきましたIMG_2303

終わってみれば陽は西に傾きかけていました。

昨日今日と被災された地域の方々のために活動され心身共にお疲れになられていると思われた会員様は支援してくださった皆様へお礼としてガッツポーズをしてくださいました。IMG_2305

トラック四分の一となった支援物資は、リアス式海岸で入り組み石巻より物資調達が行き届いていない気仙沼へお運びいたします。

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